いくつかのTips

一つ大きな章建てで”記事”にする程でも無いけど、ってことでいくつか。最近見聞きした話など。話の都合上、アノニマス的な話ですが、まあ、便所の落書きレベルと考えてご笑納ください。

 

1.米国とトランプ

弾劾裁判を無罪で勝ち取ったトランプ大統領。然しながら、身内の共和党ですら黒やろ、と思っていたのが内心、実際、Mitt Romneyが反対票を投じた事は「お察し」と言う感。

 

但し、結局これを覆せない、と言う所に今の米国とトランプの一極集中が見て取れる。強い、無茶苦茶強い。そう言う訳で共和党の大半は付いて行かざるを得ない。トランプの様に無茶苦茶に見えて、私生活では子供を育て酒を飲まない、という所は保守層、福音派からのウケが良い。米国では「多様化」が進んだ結果、マスの支持層が判りづらい。従って、判り易く、「圧倒的多数派」でなくても、一定の票田が見込まれる従来からの共和党保守層を確りと抱えるトランプが引き続き強いだろう。

 

と、いうのは一般的な見方。ただ、今後も4年間トランプが続いた場合、彼のDeal Orientedな姿勢は米国のGlobalレベルでの信頼性を徐々に損ない、結果的に衰退に向かう可能性が大きい。

 

現状、トランプ有利だが、前回の大統領選挙ではトランプはそうは言っても泡沫候補だったし、最後までヒラリーが本命視されていた。今回もどんでん返しはありうる。

 

 

2.組織の信頼度が著しく下がっている日本企業

日本人の、日本における組織(特に会社組織)に対する信頼感はこの20年で大きく毀損された。

 

「70歳まで雇用」を奨励する政府と「40~50代リストラ」を加速させる企業

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00010000-jij-bus_all

 

そんな中で、企業のパフォーマンスの悪化の要因として、信頼性が低下することによって、ひいては従業員のコミットメント・モチベーションの低下は甚だしく、組織が活性化しないために、結果として海外企業との業績に水をあけられている。リストラクチャリングを進めた結果だが、これは「縮む」ことしか一義的に選択してこなかった日本企業の経営層に大きな問題がある。

 

従業員は「置かれている立場」に安心感を感じない、精神的な不安を感じると長期的な何かを生み出す、考え出す、と言う事が出来なくなるので、結果として「以前の焼き増し」的な提案しか出せない。これでは「イノベーション」は望めない。

 

副業の解禁や流動化、と言ってもそれに輪を掛けるだけでないか。不安である(と言う話)。

 

 

3.某メガバンクの内輪もめ

関連リース会社が複数ある某メガバンク。リース会社の集約に失敗している現状でまとまりきれていない。反旗を翻した会社に対してやったのは、人材の引き上げ、業績評価の見直しでその会社に仕事を振らない、という「制裁措置」。遠心力が強く働く現状でどう収めるのか。

 

リストラ策も提案されている中で、中は結構揉めている様子。嵐の前にやっていることはこうした感じだから、株価が割安だったり配当利回りがそれなりでもこの会社の株を買うのは怖い。

 

 

4.ホテルの話を聞かない

最近、ホテル案件の話はすっかり少なくなった。18年位だと京都大阪での開発案件の話は良く聞いたが、すっかり音沙汰ない。

 

ホテルやっているAMと話をすると、既に賃料指しい引いたら物件単体でのコストは赤字でどうするんだ、という話になっているPJもあって、あと3年は大阪京都はもう案件見向きもしないだろうと。

 

あとはそもそもオペレーターを引き受ける所は無いと。固定賃だとなおさら。MCであるかどうか。Cap Rateの相応の引上げは不得己か。